book
私小説。作品どおりの人だったら編集者大変だろうなぁとか余計な心配をしてしまいました。中卒で親父が犯罪者で自身も酒乱で暴力沙汰を繰り返し同居する女性にたかりつつ手を上げる男、彼は古書マニアで、ある無頼作家に入れあげて古雑誌原稿私信やがては墓…
小林信彦「紳士同盟ふたたび」の巻末のミステリ論考で引用されていた坂口安吾の文章がすべて青空文庫にありました。いい時代だ。 「私の探偵小説」 解決のところを切りとったり、糸で縫いつけておいて、回覧して犯人の当てっこをする。平野謙が最も成績優秀…
「芝居の神様―島田正吾・新国劇一代」吉川潮(新潮社) 「雪村いづみ物語」大下英治(平凡社新書) 「偏屈老人の銀幕茫々」石堂淑朗(筑摩書房) 「映画渡世・天の巻―マキノ雅弘自伝」マキノ雅弘(平凡社) 「映画渡世・地の巻―マキノ雅弘自伝」マキノ雅弘(…
首相暗殺犯の濡れ衣を着せられた主人公の逃亡劇。警官だらけの仙台市街を逃げ回るんだけど街中にテロ対策という名目で導入された監視システムが張り巡らされているという設定が面白かった。文章は平易で読みやすく、登場人物たちはいちいち魅力的、ぐいぐい…
「ベルカ―」途中下車して「ゴールデンスランバー」に乗り換え。
昨日一気に。ライブとかイベントとか微妙にリンクしてて自分を振り返る部分もあって面白いです。徹底した散財ぶりは爽快ですらある。唐突だけど僕はマジメに働こうと思った。
内戦で無政府状態となった日本を生き抜く孤児たちの戦い。長かったけどそれが嬉しいくらい面白かったです。
初めて読む川上作品。漢字とひらがなの使い方が独特。とても小さいんだけど効果的なショックがあってそれだけでも気持ちいい。登場人物ともつかない存在との奇妙な交流に映像化したらギャグになりそうな描写がたくさんあって怖いながらもなんか笑える。黒沢…
「スター誕生」の誕生から書き起こされる昭和芸能界史。当時のテレビの作り手たちの奮闘を知ることができた。なんかなつかしくなっていろいろyoutubeで見てしまった。クリスタルキング「大都会」は大名曲(←もはや阿久悠関係なし)。
お正月は映画本を続けて読みつつ「ダーティハリー」シリーズ、「夕陽のガンマン」などイーストウッドものと、柳下さんが褒めていた「理由」、そして大林作品では伝説(?)の「HOUSE」などをレンタルで見てました。
巨大コンツェルンの総帥の娘婿が主人公(職業は広報誌の編集者)。
ASIN:4061488759 タイ料理屋で飲み読み。
最新の防犯システムを備えたビルの最上階で発生した密室殺人に、警備のエキスパートが挑む。 冒頭のさえない警備員の描写(深夜の水着番組をだらだら見ながら酒を飲む)から引き込まれて、事件発生、名探偵登場とテンポ良く引き込まれた。読み手の推理をわず…
「劇場型捜査」と銘打って警視がテレビ出演し犯人と対決する斬新なミステリ。トヨエツ主演映画の予告編を見て読みたくて仕方が無かった作品。ちょっと重要な部分でずっこけたけど一気に読めた。テレビの描写は、実際に画面で見てるようなリアリティで、映画…
平成6年刊行の、マンガエッセイ、同年輩対談、ご近所マンガなどなど。
談話をまとめた(?)という感じのエッセイ集。生い立ちとか科学とかSFとかもちろん恐怖とか面白いっす!
ASIN:4101482241 理不尽に絶えることで濃密な人間関係を作り上げ、ついていけないことを「逃げた」という罪にしてしまうシステム。すごく気持ち悪いと思いつつ、高校の部活なんかを思い出したりして共感したり、でも何回も転職してる自分もいて嫌な気分にな…
3世紀に渡って解かれることの無かった難問に挑んだ数学者たちの軌跡。そもそもの議論の土台となる数論のなりたちから、その謎を提出したフェルマーの生涯、そして現代に生きる現役の数学者アンドリュー・ワイルズの苦悩と栄光まで、丹念に積み上げられる美し…
黒沢清対談集。青山真治に始まりハスミンで終わるという鉄壁の布陣。 青山真治が自分の頭の中の中高生に向けて―と言ってたのが印象的だった。
道警を舞台にした24時間のタイムリミット&チーム物ミステリ。見た目濃い味だけど意外とあっさりみたいな。
グイグイ引きこまれて一気読み!なんだけどうう…釈然としねえっす。
面白い。でも解説読んで全然わかってないことがわかって再読開始。そしたらぜんぜん違って見える。面白い。でも(無限ループ)
麻雀全く分からないけど楽しく読めた。積み込みとか全自動だとできないのかな。
いつも手塚関連で気にするのはある漫画家さんの名前が出るか否か。ここでも出てきてない…と思う。
川柳川柳師匠の元師匠。「突飛な芸人伝」を読んで感じた気難しそうな印象は変わらずというかホント堅物で食えない感じが怖いと思った一方で、表面に出てこない人間的魅力をうっすらと感じることができた。ぜひ落語を聴いてみたい…そういえば円生の「文七元結…
近所の古書店で発見。91〜98年までの映画評。大学時代とほぼ重なってるので懐かしく読んだ。原一男に渡辺文樹を追ったドキュメンタリーを撮らせたいとの一節にガンダーラ映画祭のことを教えればよかった!と今更な後悔。いや連絡先知りませんけども。
近所の古書店で発見。灯台下暗し。
ASIN:B000J7EF0U 83年発売の対談集。大瀧詠一、たけし、志ん朝、そしてそして横溝正史!など豪華なメンツにクラクラ。でも一番スリリングだったのは安藤鶴夫の第一声「あなた、談志は嫌い?」にギャフン!
ASIN:416311050X 吉祥寺「BASARA BOOKS」にて購入。