book

「NICE AGE YMOとその時代―1978‐1984」田山三樹(シンコーミュージックエンタテイメント)

「BGM」と「テクノデリック」が同じ81年の発売とは知らなかった。3月と11月。「ニウロマンティック」が6月とのこと。

「映画監督」長部日出雄(新潮社)

ASIN:4103374020 登場人物がしゃべりまくる、それも映画において重要な立場は?みたいな話で、照明が!とかカメラが!とか脚本が!とか自意識過剰な長広舌が延々と続いて辛いなあと思ってたら治安維持法復活?などという予想もできない展開に!舞台にしたら…

「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ(河出文庫)

映画が楽しみになる原作でした。

「天の夜曲」宮本輝(新潮文庫)

「流転の海」シリーズ第4部。いや〜面白い。全然やめられなかった。

「日本人はなぜシュートを打たないのか?」湯浅健二(アスキー新書)

一気読み。面白い。 シュート打つぞ!(意味不明)

「ジェネラル・ルージュの凱旋」海堂尊(宝島社)

田口・白鳥シリーズ第3弾。今回は白鳥少な目のヒロイック医療ミステリだった。でも面白いっす。 映像化多分進行中じゃないかと思うんだけど(根拠無し)、白鳥(無礼能天気馬耳東風厚顔無恥な小太り官僚)を誰が演じるのかで困っているのではないかと邪推。…

「大衆の反逆」

現実逃避力で読み始めたらこれが面白い。 愚か者は、自分のことを疑ってみない。自分がきわめて分別があるように思う。ばかが自分の愚かさのなかであぐらをかくあの羨むべき平静さは、ここから生まれるのである。 笑った。いや笑い事じゃないか。

「伊丹十三の映画」「考える人」編集部編(新潮社)

一気読み。役者さんインタビューは浜美雪仕事。

「オイラーの贈物」吉田武(ちくま学芸文庫)

ASIN:4480086757 きちんと教科書でビックリ。学生時代よりスラスラ読める…気がする。

「昭和が遠くなって―本音を申せば」小林信彦(文藝春秋)

年に一度の楽しみ。

「猫のゆりかご」カート・ヴォネガット・ジュニア,伊藤典夫

原爆の開発者がヒロシマの日に何をしていたかを取材していた作家が巻き込まれる世界の終わり(作家だけに限らないのだが)。後半、ボコノン教の秘密が明かされるところで一気に引き込まれてラストまで。それまではのほほんとした苦笑い系コメディだったんだ…

「オートフィクション」金原ひとみ(集英社)

妄想が妄想を呼ぶ愛と嫉妬の自伝的小説。すげえ。

「ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない)」渡辺千賀(朝日新書)

非常に魅力的な生き方の提示。面白かった。

「サッカーの上の雲―オダジマタカシサッカ~コラム大全」小田嶋隆(駒草出版)

優れたアスリートは強靭な狂人であり応援する者たちも狂気にふれて狂喜する…とかなんとか変換に頼った駄洒落がとまらなくなってしまうような小田嶋節が素晴らしい。FC東京的には今野、モニが単独で扱われていて嬉しかった。あと路木龍次、平野孝という選手に…

「リビドー・ガールズ―女子とエロ」神谷巻尾(パルコ)

ASIN:4891947470 感想を書こうとすると恥ずかしくなって手が止まってしまう。口に出せない自分だけの悩みやしまっておきたい疑問が表面化して取り返しがつかないことになる恐怖感というか、自己防衛の意識が働いてしまっての思考停止。でも実際停止している…

「タイアップの歌謡史」速水健朗(洋泉社新書)

「タイアップ」というキーワードで振り返る日本歌謡史。様々な素材が次々に現れてはそれまで知っていた顔とは別の容貌を見せてくれる、“裸足の旅”から松田聖子への下りが特にスリリングだった。 クィーンとかビリー・ジョエルとか既成の楽曲が流行る仕組みと…

「気になる部分」岸本佐知子(白水社)

序盤から面白いんだけど中盤からがスゴイ。面白くて読むのがもったいないって充実の読書。こんなの久々だわ。

「Yellow Magic Orchestra」

三人へのインタビュー集。キョーレツに面白い。近所の書店ではこれと「NICE AGE YMOとその時代―1978‐1984」が交互重ねてに平積みになってて笑った。一緒に買えと。

「それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!」周防正行(幻冬舎)

シナリオとカットしたシーンの解説、元裁判官氏との対談。

「吉田電車」吉田戦車(講談社文庫)

「Helter Skelter」川村カオリ(宝島社文庫)

すべてが現在進行形のロックな自伝、音楽に救われた経験がある人は必読です。

「日本魅録」香川照之(キネマ旬報社)

キネ旬の連載をまとめたもの。俳優を独自の規準で選別していて、それは内側に狂気があるかどうかと読めたんだけど、とても興味深かった。

「落雷の旅路」丸山健二(文藝春秋)

著者久々の短編集。未読の方は入り口に是非。

「突飛な芸人伝」吉川潮(新潮文庫)

これも本棚から発掘。川柳川柳師匠の項を再読。見た上で読むと全然違う。

「上岡龍太郎かく語りき」上岡龍太郎(ちくま文庫)

本棚から発掘。amazonに文庫ないっすな。 ノックさんに仕込まれたという漫才の「ツッコミ」の演技力の重要性について読み返したくて探してた。チュートリアルも右側の人の演技が良いんだよなあ。

「うつうつひでお日記」吾妻ひでお(角川書店)

読書記録が役に立つ。卵入りインスタントラーメンをまねして食べたら美味しかった。器に先に卵をとき入れておくのがポイント。ぶっかけご飯もやってみたい。

とりあえず「極太―」から読み始めたけど文体と内容が一体となって迫ってくる感じがスゲー気持ちいい! 一駅乗り過ごしそうになったよ。 とか言いつつ会社に忘れてきた!「現代小説―」読みます。

「志ん生的、文楽的」平岡正明(講談社)