「黒沢清の映画術」黒沢清(新潮社)

黒沢清の映画術
一気読み。長谷川和彦氏との交流からディレカン参加の下りが耳新しく面白かった。あとハスミンとの心温まる交流が微笑ましい。後輩の海外での出世に焦る(そうでもないけど)、争いよりも調整、映画ファンであること、本をあまり読まない…など普通の人なんだなあと思わせられた。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/LinkDiary/links0608.html

黒沢清の場合、本人は妥協し、人の意見を聞いているつもりなのに、できあがった映画は「やりたい放題」にしか見えない。才能としかいいようがない。

「つもり」ってw