馳星周の新作を読んでいる。負け組の復讐劇なんて時代にピッタリだなあとか面白く読んでます。東野ケーゴ並みに読みやすいし。でもなんか馳センセーは作家生活に飽きてんじゃないかな〜とか。サッカーの方が楽しいんかな〜とか。バンドーに訊いてみたい。
つって読み終わった「トーキョー・バビロン」。
トーキョー・バビロン
企業舎弟になってるサラリーマンヤクザ、ヤクザに絞られ中の元IT系社長、元ナンバーワンホステスが、悪徳消費者金融から金を引き出す計画を立てる。彼らが目を付けたのは消費者金融の総務課長。ヤクザやもっとたちの悪い警察との関係を取り持つヨゴレ役で、ストレスからギャンブル漬けの毎日、ヤバイ借金を重ねている最中。そりゃつけこまれるわw
それぞれの駆け引きとかトラブルとか次々に訪れて飽きさせない!って当たり前か。
一番記憶に残ってるのはむちゃくちゃなワンマン経営者。とっても人間らしかった。ほかは登場人物を演じてる感じ。無理があるわえ。
地の文の視点が微妙に定まらないのが斬新といえば斬新、テケトーといえばテケトーか。省略話法?