「抱擁家族」小島信夫(講談社文芸文庫)

登場人物(特に妻)の言動にイライラして読めない。それだけ感情を波立たせるパワーと、それに共振してしまう(嫌な)部分が自分の中にあるのだろうと思う。イライラの原因を客観的に見つめることで自分の輪郭や内面の不具合を少しは認識できるのではないかと思うのだけど読めない。とりあえず持ち歩くことにする。