#25「新選組誕生」1863.9.18(文久三年)京

緊張感漂う斬る者と斬られる者の悲しい宴。泥酔した芹沢を追う土方、沖田、山南、原田。しかし斉藤が彼らの前に立ちふさがる。そこへ最後まで納得しなかった近藤が現れて斉藤を説得。直接ではないが自らも手を汚す決意を見せる。
長い殺陣は見事だった。とっくりを片手に刺客を待っていた芹沢、お梅を逃がしとっくりを捨て立ち上がる。土方と沖田が襲いかかるが押され気味、しかし自ら捨てたとっくりにつまずいて万事休す。沖田に刺され満足げな表情を見せる芹沢、続いて土方に刺され絶命。目を見開いた土方の表情が印象に残る。一方、平間を逃がし平山も救おうとしたところ逆に狙われ、原田に命を救われる山南さんは顔面蒼白、本番での弱さ、非情に成りきれない甘さを見せた…。
宴席に残った近藤、源さん、平助。何も知らない芹沢派の野口に訃報を告げる平助、このときの野口の表情がよかった。驚きと困惑と悲しみがストレートに表現されてて泣けた。芹沢一派はこれにてお役ご免、お疲れさまでございました。
ところで今後の敵ってささきいさおってことになるのかな。