#21「どっこい事件」1863.6.3(文久三年)大坂
大坂で浪士組と力士のケンカ、鴨が相手の命を奪い沖田も人を斬る。嬉しそうな沖田に激しく怒る近藤。騒動は近藤が収めるが浪士組の亀裂はより深まっていくのだった−−。
八木家にかかった2枚看板で幕を開ける今回は個人的には源さん主役の回だった。
奉行所で侮辱されて「悔しゅうございます」、深雪太夫の正体を明かされて呆気にとられ、鴨に誉められ喜ぶ沖田を悲しげに振り返る、どの表情も印象に残る演技そして演出だった。こういう脇に支えられる形で近藤の存在感は高まっていく。
そして痛ましい二人。沖田が初めて人を斬る。嬉しそうな表情が悲しい。そして近藤の人徳で騒ぎが収まり、穏やかならぬ心境の鴨の屈折は近藤が心を寄せるほどにねじくれてゆくからたちが悪い。
オダジョーの下手な仮病に山南さんと永倉が足抜けを手助け。島田塊が何度も同じ言を繰り返すのが笑える。京に残った原田は甘味屋の姉さんに盗んだ茄子を差し入れたり、ひでと平助がラブコメみたいな会話でほのぼのさせ、土方と新見が対立するなど大勢のキャラが方々で魅せてくれる。豪華でなおかつ楽しいってのはスゴイと思うんだが…。
最後になってしまったが優香は謎めいた魅力で良いんじゃないでしょうか。お梅さんがなんかドロドロしてるんであっさりしてる深雪太夫でバランスとれてるのかな。
日付の表示前に嘆願書提出、容保拝謁で数日経過してる。
あと親方(瑳川哲朗)はウルトラマンAの隊長ですね。