「煙か土か食い物」舞城王太郎(講談社ノベルズ)

圧倒的吸引力と破壊力を兼ね備えた最終兵器!
冒頭のERからガッチリつかまれていきなり福井に飛び(中略)怒涛のクライマックスを居酒屋で読み終えて隣の書店に直行し続編「暗闇の中で子供」ととりあえず隣にあった「九十九十九」をゲットし部屋に駆け込んで熟読、読みながら寝て、夢うつつに活字が躍り、起きては物語に引きずり込まれるというありさま。読み終えるのが惜しい!けど先が気になって仕方ないという焦燥の中の幸福を味わっている最中です。たまらん。
ミステリだけど思い浮かぶのは中上とか丸山とか(W…いやスミマセン)、重いけど軽快、デカイ図体に超高性能エンジンを積んだ戦車がガシガシ迫ってくるよ。恐え〜よ。
え、今頃気付くなんて遅い? スミマセンスミマセン。いや〜参った。久々に活字のパワーに打ちのめされました。
いやずっと前から家にあったんだけどオージョーだかマイジョーだかマイオーだか分かんないまま放置してました。それを何で手に取ったかといえばid:erohen:20031230を読んだからです。ホント感謝しております。