「映画宝島 怪獣学入門」「球漫」

古本で合わせて1000円。
球漫伊集院光のコメントに「らんぽう」が出た時点で満足と深い共感。「マカロニほうれん荘」は当然ながら「らんぽう」初期の衝撃と、その後のダメさ加減はマンガを読み慣れてない俺ら(オレと弟)にとってはトラウマだった。
親戚が八丈島にいたのできょんは見たけども伊集院氏とは逆で「がきデカ」よりも「まことちゃん」の絵柄が好みだった。
ともかくマンガ好きのマンガトークを堪能。こういうのもっと細分化されても需要はあると思うんだけどな。
ちなみに自分は「ドカベン」24巻、賀間の甲府戦から買い始め、そこから8巻(まだ中学生時代か)とか15巻(土佐丸戦だったはず)とかが母親のおみやげ(共働きで夕食に間に合わないときの埋め合わせ的なニュアンス)で埋められて、4〜48(最終巻)までそろった。なぜかドカベンは出ると買ってもらえたので発売日(らしき日)には市内中の書店を巡ったりしたこともある(一軒行って無いのだから発売日を勘違いしてるだけだが)。
ドカベン」に先駆けて、初めて買ったマンガ本というと「ドラえもん」8巻だった。小学校1年くらいのときに友達に読ませてもらったのが8巻だったと思う。その直後か、数年あとかは忘れたが、初めて買ってもらうマンガとしてそれを選んだはずだ。4〜5年生のとき友人の家で「コロコロコミック」を読んで衝撃を受け、毎月購入するようになる。翌月の15日が楽しみでしかたなかった。特に大長編ドラえもんはたまらない魅力に溢れていた。あと「どらQパーマン」や「どらハッパーマン」など主人公大集合な特別企画に大興奮してた。
平行していとこの家にあったソノラマ版「火の鳥」を通読し、「ブラックジャック」初期のグロいテイストにやられ、手塚マンガを主にサンデーコミックスで遡り始める。「どろろ」や「魔神ガロン」に衝撃を受ける。
あと宇宙戦艦ヤマトにも当然感化されてサンデーコミックスの「ヤマト」「ハーロック」さらに「惑星ロボ ダンガードA」(当時「ドップラー効果」より先に「ドップラー総統」を知っていた小学生は少なくないはず)、アニメの流れで「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」という桜田吾作、石川賢というトラウマ作品に出会い、「バイオレンスジャック」の1巻だけをいとこの家で読んでいたはずだが、中学に入ってから初めて「デビルマン」をマンガで読んで言いしれないショックを受けたのだった。あと「マーズ」とか「ノーマン」とかか。
リアルタイムで購入した手塚作品は「七色いんこ」だった。同時期に小山ゆう「愛がゆく」も買ってたはず。「タッチ」は途中まで買って弟に譲った(というか彼が買わざるをえない状況に追い込んだ)。高校に入ってサンデーを毎週買いながら「ブラックジャック」やちばあきお「プレイボール」を全巻買いそろえたりして、そのころ熱狂してたのが「炎の転校生」そして「TO-Y」(の前に「ZINGY」ってのもあった)。んで「AKIRA」とか「ナウシカ」とか、遅れて「超人ロック」を集めたりもしてたな(18巻から前後に買っていったが全巻は揃えてない)。
ジャンプコミックスは「ひばりくん」「Dr.スランプ」以外はそんなに買ってない。「魔少年ビーティー」は当時仲間内でドジャーン!とか盛り上がったので単行本を速攻買ったけど「北斗の拳」とか「キン肉まん」とか「魁!男塾」とか読んでないのでマンガ話ではジャンプものにはついていけない。「コブラ」は友人の家で全巻読んで、松崎しげるが声をやった映画は新宿に見に行ったけども。
やべ〜そろそろ実家帰らなくちゃ。ともかく自分漫画史を振り返りたくなる本なのだ「球漫」。編集者と伊集院氏に感謝。