「ぼくの魔法使い」

愛する奥さん(篠原涼子)がふとしたきっかけでおっさん(古田新太)になってしまうラブラブの旦那、伊藤英明がいつのまにか化けた奥さんを受け入れているのがすごい。手をつないだりとか。どうなっていくのか先が読めないというより、枠組が見えない、どこまで逸脱していくのかがわからないという意味でスリリングなドラマだ。
伊藤英明は、「踊る大捜査線スペシャルのすみれさんの恋人(未満、暴漢に占拠された湾岸薯で人質になってしまう)役で知り、映画「ブリスター」でダサかっこいいオタクを演じたことで自分的には印象に残った役者だが(間に丸井だったかのビルにでっかい広告写真で「ブレイクしたなぁ」と余計な感慨を抱いたことがある。つまりはファンだった。救命病棟24時もよかった)、この作品でコメディもいけるということがわかった。でかい口で次は松田優作ばりのハードボイルドをやってほしい。クドカン脚本やってくれないかな「探偵物語」。