「ヤスケンの海」村松友視(幻冬舍)ISBN:4344003470

今年の1月に亡くなったスーパーエディター安原顯氏の元同僚で作家の村松氏がヤスケンとの想い出を綴る。さすがというかやはりというかいかにも幻冬舍。村松氏の著作は初めて読んだ。
あとがきが面白かった。本文は安原氏の著作からの引用が多く、しかもその分量が長くて(数ページに渡ることもある)、引用を飛ばし読みする癖がある身としては、リズムが崩れて困った感じ。もっと周辺の人達のコメントやエピソードが読みたいとも思ったけど、筋違いではある。まあ「別冊文藝」とかできっとやると思うからそれまで我慢。オーケンのコメント採れる編集者って存在するんだろうか。楽しみ。