ピカソ展

空いてたのでジックリ見ることができたが、途中エスカレータを下ると上には戻れないので2つのフロアを巡回するには再入場が必要。当日の半券で1回に限り再入場可能とのことでもういちど入っていろいろ見た。
抽象画…じゃなくてフォルムを大胆に解釈して提示するというか、彫刻の前段階として物体としてゴロリとつかみ出す感じなのがなんつうかキュビズムんとき(ってここに来てる作品の前らしい)より顕著で、キュビズムのときは2次元に彫刻してる感じだったのが、3次元を踏まえた習作(キッチリ油彩の大作なんだけども)という感じの作品をたくさん見ることができた。
ミノタウロスの暴行関係は初めて見た。ポスターにもなってる闘牛士がぐったりしてるやつとか意外と小さいので驚いた。
ミノタウロス関連や、彫刻の準備みたいなのの一部に異常に書き込まれたペン画の作品たちがあってそれが一番気持ち良かったな。楳図かずおを思わせる詳細な書き込みと丁寧な網掛けによる微妙な陰影、いわゆる「早い」ペンタッチで全体が塗りつぶされるようなダークな画面が印象に残った。
あ、常設展はオススメ。池田満寿夫とか岡本太郎とかリキテンシュタインとかキーファーとか草間弥生とかあって面白かった。