atsushi sasaki@faderbyheadz.com

http://www.faderbyheadz.com/a-Site/a-news.cgi?date=2004.04.25

音楽に対して、言葉ができることは、僕は基本的に二つあると思います。まずひとつは、まだその音楽を知らない/聴いたことがない不特定の他者に対して、その存在を知らせ、具体的な「聴取」への欲望を装填することです。そしてもうひとつは、既に聴いたことがある者であっても、その言葉を読んだことによって、その音楽の聴こえ方が多少とも変わってくる、それもポジティヴなベクトルで変わってくるような、そんな言葉を提出することです。このふたつに比べたら、資料的な補足なんて、あってもなくてもいいものだと思います。
「ポジティヴなベクトル」ってのが良いっすね。映画でも小説でもマンガでも同様だと思った。