「円山応挙<写生画>創造への挑戦」

江戸東京博物館にて。松の葉や虎の毛一本いっぽんをおろそかにするな、コピペとかしてる場合じゃないぞ、と、江戸時代からガツンと怒られた気分。凹んだ、うそ、ずっとニヤニヤしながら見てた。毛の質感が尋常じゃない。ポワポワとして暖かそう柔らかそうなのでよくよく見てるともう一本いっぽん極細で工業製品みたいに均等にというか極めて「偏執的」に描かれてて怖かった。松の葉とかも同様、ゴマカシ無しの細部からも全体からも空白の部分からも「どうじゃ!」という意志が迫ってきて、そりゃ子供も泣くわって感じ。というのは休日でどーかと思うほど人が入ってて親子連れと老人たちがワラワラと見入ってて、こういう展覧会って子供は全部見上げる形で、踏み台とかないとじっくり見られないじゃん。混んでるし飽きるよな。いちばん気に入ったのは「氷図」。ポロックとかテクノを感じた。